ウルトラマン雛形


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ウルトラマン雛形

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ウルトラマンの雛形は、むかしは<検討用モデル>と呼ばれていたと思います。80年頃に竹内さんか安井さんに写真を見せてもらいました。
「ウルトラマン前夜祭」のビデオが出た時のパッケージに使われて日の目を見た、と思うのですが、その以前になにかの本にも載ったかもしれません。
96年のホビージャパン刊「大ウルトラマン図鑑」で、スーツ試着ともども、全ショットを載せました。
この際、ゴジラの雛形に対応させて<ウルトラマンの雛形>としました。
同じシリーズの本で「大ゴジラ図鑑」を先にやって、開米栄三さんの取材で、ゴジラの雛形はゴジラのスーツが完成してから仕上がったと聞いて、雛形じゃないじゃん、と(笑)。
東宝では、ゴジラの雛形は「ゴジラの原型」と呼ぶ人が多い。つまり、原典の意味です。
そう考えると竹内さんは東宝に近しいので、雛形という名称は安井さんあたりでなかろうかと思うんです。
それはともかく、ゴジラに対して、ウルトラマンの雛形と位置づける事は研究者としてもファンとしても自然の流れでした。



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雛形の製作は佐々木明さんです。
成田さんの生前は雛形の話は出ませんでした。彫刻家がその話を出さないのだから、もしかすると成田さんは雛形をすっかり忘れているか知らなかった可能性もあります。
円谷プロの中に雛形の正体を知っている人は居ないかもしれません。
雛形と言うのは最初のイメージスケッチみたいなもので、まさに原典ですが、どうやらウルトラマンの場合もゴジラと同様、スーツが出来てから雛形が完成したようです。
ポーズが試着のスナップと同じである点。古谷さんの体形である事はもちろん、左右の異なる掌の角度、顔のシワなどが決め手です。
佐々木さんとしてはAタイプ試着の延長線に彫刻家としても逆三角形のマッチョな体形が理想だったのでしょう。
Bタイプの写真と並べればコンセプトの同じさを見つけられます。
考えようによっては、ウエットスーツ屋さんへの発注でこの雛形を渡しているのかもしれません。
ゴジラの利光さんの作業がのんびりで意味が後付になった雛形ゴジラと違って、ウルトラマンの雛形の場合は、デザインの確認、色の決定、模様の決定、版権の申請用三面写真などに使われたと想像しています。
となると、当時の営業の人だったら記憶にあるかもしれないです。ウエットスーツの発注もやっているでしょうから。





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なお、映像、キャラクターの著作は製作会社にあります。