伐折羅メイキング


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伐折羅大将╱キットの作り方

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<キット製作の手順>
キットにマニュアルは付きません。本項を参照して下さい。よろしくお願いします。
全部で8パーツ、すべて手作りです。数と梱包に十分注意をして送りますので、お手元へ届きましたら、それぞれのパーツを確認して下さい。
プラキャスト(レジン)は石油製品で、臭気をもっています。作業には換気をしっかりやって下さい。
なお、レジンは、炎天下では変形するおそれがあります。同時に、高温に弱いので、ストーブのそばには置かないで下さい。
石油製品ですのでよく燃えると思います。臭気も毒です。くれぐれも火の元の安全な場所へ置いて下さい。
最初に道具と材料を用意して下さい。以下、順番に添って、道具と材料も書いていきます。
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<洗浄>
中性洗剤を歯ブラシへ塗って、ガシガシやります。徹底的にやって下さい。これを怠るとパテも塗料も剥がれてしまいます。
シリコン型を使うのでシリコンの油分が移ります。レジンそのものも油分が出ます。1回洗ってペーパータオルで磨くように拭いてから、もう1度念のために中性洗剤で洗って下さい。

<下地塗り>
パーティングライン(成型上の合わせ目)を、カッター、彫刻刀、棒ヤスリ、紙ヤスリなどで、落とします。最初はラフでかまいません。
その上で、サフェイサーを吹きます。市販の缶スプレーで結構です。

<パテ埋め>
サフェイサーが乾いたらポリエステル・パテを使って気泡や段差を埋めます。シリコン型へのレジンの注型で、どうしても気泡が出たり、型の合わせ目に段差が生じます。
ポリパテを使って埋めないといけません。ペインティングナイフがあれば便利です。ポリパテを少量ずつ気泡や段差の箇所へ塗り込んで下さい。
温度が低い場合、電熱器で加熱すると硬化が早くなります。
硬化したら、ヤスリをかけます。棒ヤスリ、紙ヤスリなどを使います。
紙ヤスリは、耐水ペーパーがやり易いです。80番、120番、240番くらいで十分です。
ポリパテは先にサフェイサーを吹いておく事で、レジンへの食い付きが良くなります。
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<貼り合わせ>
パーツを貼り合わせます。かなりの重量ですから部品と部品の結合部に芯を入れます。
ピンバイスと直径2〜3ミリのドリル刃が要ります。
真鍮棒直径2〜3ミリを、それぞれ5ミリずつ、埋め込みます。
まず片方の中心に穴を開けます。真鍮棒を刺して、ラジオペンチなどで切断します。出っ張りも埋め込みも5ミリあれば良いでしょう。もっと長くてもかまいません。長い方が丈夫です。
その棒先が当たる対面のパーツに穴を開けて、余裕ではめ込めるようにします。
結合は、瞬間接着剤か、エポキシ接着剤を使います。
手順として、最初に上半身と下半身を合わせます。
合わせ目に隙間が出来ます。段差も生じますので、ポリパテで埋めて下さい。
次に、台座へ固定します。台座はとくに足下へ負荷がかかりますから片足に2箇所、計4箇所、真鍮棒を埋め込み、固定します。
ここまでは出来たら直径3ミリの真鍮棒が良いです。
頭部はいつくっつけてもかまいません。これも芯を入れます。
掌と腕をくっつけます。
ここは真鍮棒直径2ミリでも十分です。断面は楕円です。写真などを見ながら、合わせて下さい。
そして、左腕を先に付けてから、刀をもっている右腕を最後にくっつけます。
両腕のそれぞれの微妙な角度は、頭部と同様、写真などを参照して下さい。
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<塗装>
全体が完成したらサフェイサーをまた吹きます。その方が塗装の具合を確認し易くなります。
ぼくが使ったのは、クレオスのミスターカラーの44番<タン>、11番<ガルグレー>、35番<明灰白色>の3種で、先にタンを吹いてからガルグレーを吹いて調子を見てまたタンを吹き、明灰白色で全体を整えました。
あとは筆塗りです。
41番<レッドブラウン>、45番<セールカラー>、17番<ダークグリーン>、それと瞳だけ黒を使いました。
まずレッドブラウンで、伐折羅大将の本来の装飾、塗装が剥げて残っている濃い色のところをポンポンと塗ります。アウトラインで結構です。
セールカラーをシンナーで薄めて、ドライブラシのように、その上からなぞったり叩いたりします。その繰り返しで、全体のトーンを見ていきます。最後に、ダークグリーンで濃い色の箇所の変化を付けます。
もっと正確にやってみるのも良いでしょう。CGで再現した極彩色、緊迫を貼ってみるのも一興でしょう。
台座は、本体と調子を変える意味で、151番<ホワイトパール>で、角にハイライトをつけました。
伐折羅大将自体は、仏像、彫刻であり、生身ではありませんから、人間の塗装で施すような陰影は要りませんが、それでも、眉間に墨を入れ、目に艶を宿すと生きた感じになります。
台座のロゴ<VAJIRA>は、ぼくは朱を流しました。黒や紺でも良いです。
十分に換気して作業して下さい。
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<備考>
・刀には補強のためにあらかじめ真鍮棒を通してあります(断面がふくらんでいます)。
・台座に、サインとともにナンバーリングを彫っています。9個限定ですので、分母が9で、1〜9となります(自分用のを0にします)。





<資料>
「魅惑の仏像-十二神将」「バザラにホレた-―新薬師寺・十二神将彩色再現ものがたり」
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