アスキー表紙


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ASCIIアスキーの表紙のオブジェ

GGGT5.gifGGT.gif月刊「ASCIIアスキー」の表紙のオブジェをいくつか、やった。
最初は87年の12月号で雪の中の山小屋の中にあるパソコン。
なんでも、編集長(この時は女性の方だった)がどこかのレストランの看板で使っていた山小屋の模型をとても気に入って借りてきたのだとか。
実はシーズンの冬の終わりの頃に頼まれて、どこかの山でこの写真を撮って来たらしく、次の冬が来るまでネタは寝かされていたのだ。
企画ありきの特写だった。
ぼくは建築模型の会社に居て、合間にバイトとして受けた。それも先輩に話を振って、半分やってもらった。そうやって巻き込まないと、バイトなんてやらせてもらえない雰囲気だった。

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次は、90年に続けて頼まれた。手元に表紙だけ切り取ったのが、3月、4月、7月号とある。これの他にやったかどうか、覚えていない。
この時期は、ライターとしてアスキーの映画紹介みたいな記事を書いていた。
また作り物を手当たり次第に請け負っていた。横浜博覧会の展示物の模型もやっていて、ついでにその取材もやった。
3月号。マンモスが歩いた後のベースを作った。パソコンの方は彫刻家の方の作品。岡本英郎さんにスケッチを描いてもらった。このシリーズはぜんぶそうだ。
4月号。葉っぱのフロッピーに虫が食っているイメージで、フロッピーなんだけど、基盤のようなデザインにしてもらい、虫はモスラの幼虫をメカニカルにした感じになった。


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虫の方は原型を起こした。基盤は実は版下である。亜鉛合金の板をデザインに合わせて腐食させて、ふつうに版下を作ってもらい、切り抜いたものを曲げて、メッキをかけた。
メッキは大田区の工場を片っ端から歩いて頼み込んだ。でも、紹介してくれた所が支払いを遅らせたため、断られた場所もあった。たしか仕方なくて、綾瀬の方の町工場を探し当てて、メッキをかけてもらった。
アールにするのが大変で、ガクッガクッと折り曲げた痕が残ってしまい、撮影は苦労したようだ。
7月号。沖縄の海に沈んでいる宝箱がパソコンになっているイメージ。ほぼデザイン通りに宝箱を作って、金銀宝石などの装飾は東急ハンズで買って来たパーツをアドリブで配置した。


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飛行機で運ぶから、なるべくコンパクトになるよう、宝箱、宝物、はみ出した宝の3つに分けて、アクリルでケースを作って片手で持てるようにした。担当者は、一緒に沖縄へ行きましょうと言っていたのに、予算が出なかったのか、ぼくの沖縄行きはそのうち触れなくなって行った。
それならそれでぜんぜん構わないのに、一度口に出したものがどうなったのか、説明がなくて、どこか距離が出来てしまった。涼しげな良い表紙になったのだけど。なんとなく、その人とはそれきりになった。




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45H55H.gifあと、ゴジラの人形を使いたいからと頼まれて、貸した。
東宝の版権を取ってくれと頼んで、そうしてもらった。
当時、アスキー編集部は青山のビルの中にあって、すぐ脇にビリケン商会があった。ぼくは作ったゴジラをビリケンで売ってもらっていたので、目に付いたのだろう。
東京おとなクラブをやっていた遠藤諭さんが編集部に居て、なにかあると遊びに寄った。そのうち、遠藤さんは編集長になった。