源義経


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雑感


(再録)

源義経 09-02-21

3211111.jpg夜中、眠くなって3時間、仮眠。朝、「銭形平次」4本のウチ1本を見損ねる。
続けて、「源義経」を見る。画像は、当時の少年マガジンの巻頭グラビアを飾った「源義経」の記事。ヤフオクに出すマガジンにたまたま載っていた貴重なカラー記事。
NHKのアナウンサーはパッと見、さえない人が多いのだけど、松平さんは良い声で、存在感もあって、一言一言の言葉の重さに感心する。日本語を綺麗に話すので説得力がある。その前説があって。
今日の放送は最終回。緒形拳の弁慶が大の字で立ったまま義経を護る一心で目を見開いて絶命する。いわゆる、立ち往生の場面。
ずーっと同じポーズのままなので、ときどき震えているがすごい精神力だと思った。役者として勢いのある若い頃なので、見せ場に全力を投入している感じがあるが、やはり主役は義経の悲壮感にある。
義経をやった尾上菊之助(現・菊五郎)は最年少のNHK大河ドラマ主演で(23歳)、同じ企画を滝沢秀明がやって半年分若くて記録を塗り替えて話題になった事は記憶に新しい。
しかし悪いけど、菊之助とタッキーでは役者としても種類が違うので、簡単に比較出来ない。
歌舞伎出身の役者が映画やテレビの時代劇へ出るのはほとんど習わしではあったが、この人の端正な顔立ちは本当に古い日本人のお公家顔で、美しさがある。
菊之助の時代劇では、やはり時代劇専門チャンネルでやった「桃太郎侍」がユニークだった。この間亡くなったケンちゃんシリーズのお父さんで知られる牟田悌三が旅のお供役で、平田昭彦が敵を演じた。
語りを宝田明がやり、三船プロが制作、東宝のテレビシリーズだった。特撮ファンには嬉しい発見のあって、キングギドラの中へ入った広瀬正一がアクションシーンで大活躍もしていた。
一般に「桃太郎侍」と言えば、恰幅のいい高橋英樹や里見浩太郎の方が有名だが、線の細い菊之助ではありながら、凛々しい、まっすぐな桃太郎を演じていて、ぼくは好感を持った。
芸術賞をたくさん取っている人で、現在は人間国宝に認定されている。奥さんは「源義経」の共演者で静御前を演じた藤純子(現・富司純子)。
娘さんは寺島しのぶ。息子さんが五代目の菊之助を継いでいる。
よく流し目というが、菊之助の流し目は狙ってのものではない。媚びでもない。ただ、ただ自然に切れ長の目で流されるように見据える。女性はたまらなかったのではないか。
ところで、「源義経」の放送は66年の1月2日夜8時だから、考えて見れば、ぼくが当時見ていたとしたら、7時「ウルトラQ」、7時半「オバケのQ太郎」、そして8時「源義経」になる。
なかなかこってりした日曜の晩だ。