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(再録)

10-06-11 オペラへ行く

4_150.jpg都立大学から徒歩3分くらいのところの<めぐろパーシモンホール>へ行ってきた。
この辺り、柿の木坂なんですね。知らなかった。というか、初めてその土地へ来た。ぼくの本籍の土地。こういう所で生まれたのか。
ちょっとそんな感慨を抱きつつ、目当ての会場を探す。
チラシをもった人が居たので、行き先は、付いていけば間違えない。
この日の主役の田中美佐子さんとはドナテロウズで知り合った。
黒白の描パンダ目当てに通うひとりだった。いや、田中さんがパンダ目当てに来ていたか、分からない。
ぼくがパンダと仲良くしていたので、田中さん夫妻から話しかけて来てくれた。旦那さんはアメリカ人で、2人とも猫が好き。
その頃は近所の動物病院に居た猫を引き取れるかどうかという最中。
メインクーン種のオス猫で、飼い主が不詳だったから簡単に引き取れない。やっとこさ猫くんは田中家の一員となって今年で3年目。
ケージの中でじっとしていたオス猫くんは、たしかに写真を見せてもらうと哀しいくらいに縮こまっていた。でも、田中家で愛されてすっかり精気を取り戻した。
猫と飼い主は、赤い糸で結ばれている。
どんな出生であっても、どんなに紆余曲折しても、猫と飼い主は結ばれる。
公演のためにアメリカ暮らしをした田中さんはアメリカにあった猫の歯医者が日本に少ないので、新しい家族となったその猫くんのために獣医の勉強まで始めてしまう。それくらい猫が好きな人。
したがって、ぼくとは猫仲間。猫以外、まったく住む世界が違うんですよ。もっともぼくは獣医の勉強などしないのですが。
さて、会場へ着くと外人さんが半分くらい。いかにも海外で活躍する田中さんらしく、お客さんたちも品があって、杖をついた外人のお爺ちゃんの背筋のピンとした事! 
ウクライナ大使館が後援していて、大使も来ているそうだ。それでか、見ているとどなたも映画俳優のようにカッコイイ。
途中、20分ほど休憩があって、ワインのサービスがあった。やはりワインとなると外人さんは大好きで、中央はほぼ異国の情緒、ふだん味わえない雰囲気で、なかなか楽しい。
ぼくが誘った2人は怪獣仲間なんだけど、こういう事も好きそうで、楽しんでもらえた。
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演目は、ぼくのようにオペラ初心者にも分かり易い<アリア>を集めた。アリアというのは独唱曲で、おそらくオペラというのは長尺だから、名場面集みたいな感じでプログラムしたのだろう。
田中さんはふだん会う素顔よりも素敵で、純白の衣装から途中で変えた色鮮やかな衣装は妖艶となって、情熱が伝わって来る。
うまく言えないけど、たいていのオペラは愛を歌う。恋人を思う愛、人を思う愛、祖国を思う愛。
だから女性が歌う愛の歌は男にしたら素直に心地よく響く。
小さなホールでアットホームな講演だったから、けっこう真ん中の良い席で堪能しました。
お疲れ様。



<データ>
田中美佐子
メゾソプラノリサイタル Homecoming
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・めぐろパーシモンホール 小ホール
 東横線 都立大学駅徒歩7分
 6月11日(金)19時開演(18時半開場)
 チケット(全席自由席)2,800円
 問い合わせ 042249-5744 Homecoming Concert 事務局 
       0tickets@korol.com
ロッシーニ作曲:歌劇「タンクレーディ」より
ああ、祖国よ!〜君はわが心を燃え上がらせ

ドラマ作曲:歌劇「ミニョン」より
知ってる?故郷を

ハーバー作曲:歌劇「ヴァネッサ」より
冬はもうすぐ

ピアノ:石岡千弘


・この日のハイライト画像です。
Misako Tanaka - "Must the winter come so soon?"
Misako Tanaka - "Mon cœur s'ouvre à ta voix"