アンヴィル


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雑感


(再録)

09-11-05 「アンヴィル」を観る

4_182.jpg「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」を観た。
ふだんヘヴィメタには縁遠いのだが、同じ時代に頑張った、ちょいと年上のあんちゃんの凸凹武勇伝を、今日は楽しんだ。
武勇伝といっても、あるいはヘヴィメタといっても、その前にただの人であるところが目を惹く。
数人しか集まらない糞みたいなツアー。その上、ギャラがもらえない。
どうでもよい、ファッキン!な仕事!? すべてはロックのため。ツアーのため。男はやせ我慢をして無駄な時間を過ごすものだ。
そんな等身大の悩みや悲しみを共有できる映画。
でも支え合える仲間がいて、家族がいて。なんか胸をうつ。
現実を忘れ、ガンガン来る音の暴力と同化するライブの楽しみ。しかし、ここでは、彼らの日常の格好の悪いところが次々と繰り出されれる。
実生活なんてそんなもの。しかも彼らが売れたのは始めだけ。
キャッチコピーに、「14から始めて、おれたちは50代になった」という台詞がある。ヴォーカルのリップスの言葉だ。
これから、彼らの第2幕が開幕する。
そう、自分に重ねても、この年は、まだまだこれからやれるのだ。
オジサンの笑顔が素敵だったこの映画は、実在のバンド<ANVIL>の実話。
監督のサーシャ・ガバシはプレミア上映の後、興奮の中に涙を浮かべたと言う。
「日本で始まった彼らの物語が日本で終わり、日本で上映できた事は、ぼくらにとって本当に意味のあるプレミアだった」。
そうだろう、そうだろう。
日本人は優しいな。こういうのを立身出世というのだ。いや、瓢箪から駒かな。いやいやなんでもいい。
最高の舞台を共有する、映画のクライマックス、ちょこっと涙が出そうになる。
これは、ヒーロードラマだ。オジサンたち、エライ!

anvil

ガラガラの上映会場の最前列で、ノリノリで楽しんだ。
それにしてもカナダ人の食事はヒドイ。ダメだ、あんなんじゃ。