民俗


HOME > 民俗

cat/inogashira


(再録)

09-11-06 「内藤正敏展」を観る

1330618999_14.jpgマイコーの映画を観に行くつもりで着替えていたら、整形外科の膝のリハビリ予約があったことを思い出して、ぎゃふん!となった。 
そう、ぎゃふんだ。こういう時に使う。自分の中じゃ、期待が高まってきて、時は来た!と思っていたのに。残念。
ぽう! なんて、頭の中でマイケルが踊っていたのになぁ。ぎゃふん。
2週間の上映が延長したので、来週行こう。週末は混むだろうし、今日はもう夜行くと帰りの時間帯は中央線混むからやめ。
しおしおのぱーと思って歩っていたら、やぁコレを忘れていたジャマイカ。
正確には、<写真と民俗学 内藤正敏の「めくるめく東北」>。
伊勢丹7階にある武蔵野市立吉祥寺美術館で11月8日(日)までやっているので、興味ある方は行かれると良い。入場料100円。
内藤正敏というのは写真家で、60年代から70年代にかけて一世を風靡した衝撃的な作風の人で、即身仏を取材してから人生観が変わり、民俗学へ傾倒していく。
ぼくが内藤の写真を知ったのは、当時話題となった実験的なコラージュ作品のいくつかが写真雑誌を飾ってだった。
「あっ! バックベアード!」。オタクなら水木しげるが描く「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な一つ目の巨大な球体。
それは水木しげるがパクッたに他ならなかったが、当時はそんな事より、バックベアードが生き物のようにリアルだったのが驚きだった。
この人の初期のコラージュはどれも神秘的で絵画的、SFでありファンタジーである。だからファンも多い。
けれども、民俗学へ入って行った内藤はどんどん人と過去へ目を向けていき、即身仏はじめ、イタコなどの「婆バクハツ!」シリーズや「遠野物語」「出羽三山」などを時間をかけて発表していった。ぼくはそっちはあまり知らなかったので、今回観る事が出来て感無量。
スゴイ迫力だ。
闇。人。ナニモノカシラヌガ神ヤ仏ノヨウナ存在。自然の永遠と宇宙観。それらが巨大な写真のカンバスに縦横無尽に描かれる。スゴイスゴイ。
全貌展で、順路それぞれに作者の思いが浮かび上がって迫って来るスゴイ展覧会だった。
1330618999_91.jpg