ウルトラマン玩具


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怪獣玩具


(再録)

ウルトラマンの玩具 2010年06月17日

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「ウルトラマン」以前は、「鉄腕アトム」「鉄人28号」くらいしかヒット商品はなかった。
ぼくが覚えている最古の玩具は、忍者部隊月光のヘルメットに刀、手裏剣、それにロンパールームの手で回すオルゴール(曲が終わるとニコちゃんが飛び出した)などなど。
ウルトラマンの少し前にグリコの景品がとても嬉しくて次々と買ってもらっていた。鉄人、遊星少年パピィ、遊星仮面。森永の景品では狼少年ケン、宇宙少年ソラン。あとふりかけのエイトマンシールも集めた。
でも決定的に心が動かされたのがウルトラマンだった。
おそらく年齢的な事もある。5才から6才になる。
幼稚園の年長組。24276095arge.jpg

同じ怪獣人形でも色違いがあるとたまらなく欲しくなる。プラモデルは完成しないから人形や玩具の方が良かった。なんせ幼稚園だ。
ただ、うちはブリキ玩具は危ないからと親が避けた。
なのでソフトビニール製の人形が山のように集まった。
翌年は小学校に入る。怪獣は卒業だよ、と親に言われる。
私立の小学校だったから親の見栄で怪獣も卒業なのだ。ただ新番組「ウルトラセブン」は、たしかに子ども心に、難しくてつまらない。怪獣が出ないで宇宙人ばかり。だんだん飽きたのも事実。
ウルトラマンの原色の世界。明るく、激しく、分かり易い。
それがぼくの原点にある。
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ヤフオクで、かつての玩具と再会する。中には、改めて手にとってがっかりするものもある。当時のあの輝きはもうあり得ない。
それでも誤魔化しの利くうちは良いが。中には本当にがっかりするものもあるのだ。
せっかく落札しても、ビンボだから手放すのもある。まぁ、それはそれで。いつかまた手に入るかも知れない。一期一会。縁も運も。



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248170rge.jpg242762131ge.jpg<解説>
左はブリキの電動ウルトラマン。ターザン、キャプテンウルトラ、ウルトラセブンと同じ筐体で、顔だけソフトビニール製。これは当時は持っていなかった。マッチョな体形なのはターザンで始まったからなのか? でも高額商品だから66年の年末商戦に出ていそうな気もするが。だとすると、初めは輸出のヒーローの筐体だったのか?(スーパーマンとか)いずれにしても、ミスマッチな感じが意外と良い味を出している。これ、30万を超える金額で買って、同じ金額で手放した。
その隣、陶器に見えるが張り子のような紙製。でもずっしりしていて、20センチほどある。もちろん貯金箱なんだけど、東京では見かけなかった。無版権とは思うが、よく出来ていて、マルサン初期のソフビを模した顔と耳。で、思うんだけど、マルサンの原型師が地元商店街で頼まれて出していた商品などもあったんじゃないかと思うのだが。本当に良い顔をしている。
その下、これも地方色豊かな無版権の手踊り。紙粘土のようなもので、こういう玩具を地元で売っているような地方のものではないかと思う。どちらも関西の出品だった。
4つ目はいわゆる<電車まわり>というブリキ玩具の上で、電車と一緒に回転するウルトラマンのソフビ。これも良く出来ている。当時としては初の飛行体形。このソフビ、なんと金型がヤフオクに出ていた。
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空気ビニール人形(空ビ)メーカーのタカハシが作ったウルトラマンはシスコのおまけにされた。
それと、どうしても欲しい、<お話しウルトラマン>。これ、正月に買ってもらった。66年年末商戦。ハヤタも出た。靴を脱がせると、ちゃんと、グレーの裸足の足が顔を覗かせる。




ウルトラマンのブリキ玩具

6095_ge.jpg「ウルトラマン」が放映された66年は、プラスチックやソフトビニールの玩具が一気に増えて行き、それまで輸出産業として活躍したブリキ玩具が減って行った。海外の需要は、日本以上に顕著だったのだろう。なにしろ、日本はアメリカの真似をしていた時期である。
プラスチックもソフトビニールもアメリカから入って来た。アメリカで金属玩具の需要が減った事で、日本もそれに倣うしかなかった。
手の空いた工場を活かすためにテレビキャラクターの使用感権利を取ってそれまでの商品(乗用車やパトカー、消防車、バス、電車など)へ、強引にテレビキャラクターをプリントした商品が出回る。
しかしそれも70年代に完全に姿を消す。
大手ブランドではあっても、金属玩具の工場は、大手メーカーの下請けとしてたくさんあったのだろう。
なお、バス、レーサー、電車、パトカーはヤフオクの画像を流用した。
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乗用車はそれぞれメーカーが違うようで、小さいのは無版権。機関車はタカトク。他の番組のキャラクターもある定番商品だった。飛行機は無版権。バスと電車、レーサー、パトカーはマルサン製。ウルトラマンの頭部はソフビの初期版が乗っかっている。銃はどちらもタカトク。銃なんて番組に出て来ないのに、これはこれでオモチャとしては定番だった。
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個人的に思うのは、電車は「あけてくれ!」のイメージがあって、ちょっと惹かれるのだけど。高い!
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ウルトラマンの赤い色は、たしかにプリントした時に惹き立つ。この時期以降、男の子は赤い色のオモチャを好むという不文律が玩具業界へ蔓延したのは、こういう商品のためではないか。