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(再録)

「マンガのくに」と「マンガキッドボックス」

12355935860008.jpg70年代の関東ローカル、東京12チャンネル(テレビ東京)の夜の番組に「マンガのくに」と「マンガキッドボックス」という海外アニメの再放送枠があった。
関東の小学生はこの枠を楽しんだ。同じパックで、関西でもやっていたんじゃないかと思う。
6時30分~7時30分で、スポンサーによって題名が変わったが(任天堂、森永などのCMを覚えている)、どっちが先だか記憶は定かでない。ともかく、この1時間の枠はよく見ていた。
当時、夜6時台は、アニメや特撮の再放送枠で、ニュース番組になったのは70年代後半以降だと思う。アニメや特撮は、当時は総称してまんが番組と言われていた。
その1時間で再放送されたのはハンナ・バーベラ・プロ制作のシリーズが多かった。日本で言えば、東映動画のようなもの。
70年代の事だから、当然、それまでに本放送されたもので、順不同に寄せ集めされていた。
放映された(記憶に残る)海外アニメの題名をリストアップしてみる。
古い順に、「珍犬ハックル」「クマゴロー」「早撃ちマック」「原始家族フリントストーン」「どら猫大将」「宇宙家族ジェットソン」「突貫カメ君」「ワニのワリー」「J.Q.ジョニークエスト」「怪力アント」「少年シンドバッド」・・・この辺りまでが、65年以前に本放送された初期の物。
それから、「スーパースリー」「フランケンロボ」「宇宙怪人ゴースト」が66年。
「電子鳥人Uバード」「宇宙忍者ゴームズ」「怪獣王ターガン」「銀河トリオ」「アストロ超人ジャンボ」「大魔王シャザーン」などが67年。
ぼくは本放送を見ている世代なので、小学校の時点で、すでに懐かしい気がしていた。
一般的に人気のある「チキチキマシン猛レース」「スカイキッドブラック魔王」「ドボチョン一家の幽霊旅行」は、68年以降になる。
さらに個人的な話になると、中でも好きだったのは、抱き合わせ放送の「突貫カメ君」と「ワニのワリー」、「スーパースリー」と「フランケンロボ」、あと制作は東映動画の「キングコング」と「001/7親指トム」も好きだった。合わせて30分の枠。
「マンガのくに」「マンガキッドボックス」以外に、夏休みの午前中にもよく再放送があった。そっちは国産のアニメも特撮も、ともかくごっちゃにやっていた。
なので、どこからどこまでが「マンガのくに」「マンガキッドボックス」でやっていたのか定かではない。
1281711121979.jpg70年代になっても、「少年シンドバッド」「怪獣王ターガン」「大魔王シャザーン」は、SFものや怪獣ものがブームだったせいで、とても楽しみだった。
少し話が前後する。
ハンナ・バーベラでない制作会社のものでは、「ポパイ」「宇宙情報局 キャプテンブリープ」、「マイティハーキュリー」「ディックトレーシー」「ヘッケルとジャッケル」「マイティマウス」、あと題名が思い出せないお兄さんが仲の良いネズミ何匹かの番組、小宮山清が声の博士が出て来る番組、少年ガンマンの番組などなど、枚挙にいとまがない。
それらも、「マンガのくに」「マンガキッドボックス」でやったし、夏休みの午前中もやっていた。

少し専門的に考えると、「鉄腕アトム」「鉄人28号」が始まった64年を遡ること6年前に、「珍犬ハックル」が始まっている。「J.Q.ジョニークエスト」以降が、「アトム」と並ぶ。
昭和で言えば30年代は、文化のほとんどはアメリカのコピーだった。
アニメはおろか、ドラマもアメリカのホームドラマ、サスペンス、SFを真似た。
だから子どもにとって、国産の番組よりも惹かれるなにかがアメリカの番組にあっても不思議はない。
65年から67年の間。日本では、「風のフジ丸」「狼少年ケン」「宇宙パトロールホッパ」「遊星少年パピィ」「遊星仮面」「宇宙エース」「スーパージェッター」「レインボー戦隊ロビン」・・・特撮では、「忍者部隊月光」「ウルトラQ」「ウルトラマン」「マグマ大使」「悪魔くん」「ジャイアントロボ」「仮面の忍者赤影」などがある。
子どもの世界では、今とは比べものにならないテレビの情報量が溢れていた。
さらに70年代ともなると、新作とともに再放送が重要な役割を担った。7時から始まる新作の前座が6時台の再放送枠だったと言って良い。
要するに、子どものぼくは相当数の番組を(さらに映画も!)見ていた。

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